ロコモティブシンドロームや脳血管疾患を予防する

高齢者が介護を必要とするようになる原因の中には、ロコモティブシンドロームや脳血管疾患があります。高齢者が健康に過ごすには、このような病気にかからないように気を配る必要があります。ロコモティブシンドロームは運動器症候群のことで、筋肉や骨、関節の働きと脳神経系の機能が衰えて自立して生活するのが難しくなる病気です。ロコモティブシンドロームは効果的な運動をし、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富な食品を食べることで防ぐことができます。

家にこもりきりになるのではなく、外出すれば身体活動が増えたり食欲が出たりと、痩せや低栄養を防ぐことができます。仕事やボランティア活動、趣味などに時間を使うのも、ロコモティブシンドロームの防止に効果的です。家で一人でテレビばかり見ていると脳の機能が衰えてしまうので、頭を使う活動をしたり積極的に人と触れ合ったりすることはとても大切です。買い物や家事も、何がいいか吟味したり段取りを考えたりするので、頭を使う活動と言えます。

脳血管疾患を予防するには、高血圧にならないように塩分の摂り過ぎに注意する必要があります。また、肥満も脳血管疾患の原因になるので、適度な運動を心がけましょう。タバコはやめて、お酒の飲み過ぎにも気をつける必要があります。また、ストレスをためすぎると自律神経がうまく働かなくなり、高血圧や不整脈などにつながるので、ストレスをためないようにも注意しましょう。※参照サイト:いつまでも若々しく!高齢者こそ運動しよう